ウインタースポーツの花形であるスキーといえば、北海道地方や東北地方に代表される北国に行かなければ楽しめない印象がありますが、実際には関東地方の近郊であっても、十分に楽しめる場所がいくつもあります。そのため、東京や神奈川を集合場所として、それぞれの旅行会社が募集しているパッケージツアーでも、日帰りのプランがあらかじめ準備されていることが多いといえます。日帰りのプランでは、朝方にチャーターされているバスが都心のいくつかのポイントを出発して、高速道路を通って一気にゲレンデまで向かいますので、移動の時間はそれほどかかりません。通常であれば午前中にも現地に到着することができるため、そのまま夕方の出発時刻が到来するまで、スキーを存分に楽しむことができます。

関東地方のなかの目的地としては、那須高原や赤城高原などが挙げられ、いずれも積雪量や山の景観からいっても申し分ないところです。関東地方から少し離れたところでも、越後湯沢温泉や軽井沢高原、安比高原、磐梯猪苗代温泉などがある付近までは、日帰りのエリアに含まれますので、意外と選択肢は豊富です。したがって、関東地方からのスキーツアーといっても、別に遠くまで出向いてホテルなどに何日間も宿泊しなければならないということはなく、日帰りで気軽に参加して楽しめます。特に、最近ではリピーターとして、ワンシーズンのなかで何度も日帰りのツアーに参加する人も増えています。